沖縄三線 調弦の疑問・解説

おきなわ三線大好き 大阪市生野区巽中4-4-5 大阪三線教室

三線の本調子・二揚げ(ぎ)・三下げ(ぎ) 沖縄では、『げ】を『ぎ』と発音します。
【二揚げ】にすると何が変わるのか、解説します。【中弦】の調整
合→ド   左の様な音階に成って居るのは御存じでしょうか?この上から二弦目の四を揚げる
四→ファ  は、本調子ですが、四→ソの音に変化させる。ファ→ソに一音上げるので、二揚げと言われます。
工→ド   は、そのままです。
この時の注意として、ファの音が無く成ってしまう為に、下老というポジションが現れます。
一番上の弦の小指で使うポジションでファの音を出すことに成ります。

【一揚・二揚げ】と【三下げ】は同じ意味合いに成ります。厳密に言うと違うんかな?調べて報告しますね。

【三下げ】について解説します。
上から三番目の弦【女弦】を一音下げるのです
(揚(上)げるはそのまま一音上げる。下げるはそのままの意味で一音下がります。)
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しかし解り難いのが工→「ド」から何に変わるのか?「シ」の音になるのでは無いから解り難いのです。

この時に分かりやすい説明として、
【女弦】の工を変えるのですが、『五』のポジションが「ド」の音に成るのだと思ってください。
一音下げる。
五→ド に変化する為の調整を『工』にさせるのです。
具体的な調弦として、『尺』の低い音『七』の上のポジションの『尺』の「シ♭」の音を
『工』→シ♭ に合わせてみてください。
この音に調整すると、 五→ド の三下げの調弦が完成です。
【三下げ】に注意が加わります。これが重要なポイントです。
ドの音が『五』に成った所で、ド・レ・ミを奏でてみましょう。
五→ド
六→レ
七→ミ??  変になったのが分かりますか?
どう聞いてもミの音に聞こえないと思います。
そうなんです。 【三下げ】には『七』のポジションの位置が変更します。
具体的に言うと『八』の方向にずれる。『尺』=「シ」の音の下の所に『七』が移動しています。
これが【三下げ】の特徴に成りますので、覚えておいてください。
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【三下げ】 まとめとして、『低い方の尺』=「シ♭」=『工』に調弦する。『七』が移動と覚えてください。
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ちなみに、工工四に【本調子】・【二揚げ(ぎ)】・【三下げ(ぎ)】と書かれている物にはポジションを表す漢字が同じですが、音が違っているのでそれぞれの工工四に合わせた調弦をしてくださいね。
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最後に、【一揚・二揚げ】と【三下げ】は同じ意味合いに成ります。と書いているのは、三弦目を変えなくて
一弦・二弦を上げるので同じだと思っています。
この時にド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミをどのポジションから考えているのか?が不明な為分かりません。
二揚げでは変わらないのも、不明になる理由です。分かりましたら、掲載いたします。
それでは、沖縄時間をお楽しみくださいね。